大学院生(修士課程)からのメッセージ

Q1.どうしてこの研究室の大学院に入学しようと思ったのですか?

  • 学部の研究室では、がんに関するテーマの卒業研究をしていました。in vitroの世界だけでなく、治療やその効果まで理解出来るようになりたいと思い、遺伝子工学が好きなこと、特にがんの免疫療法に期待が大きかったことを決め手に入門しました。
  • 珠玖研に入った理由としては、大学時代の研究室の先生と繋がりのある先生であったため、大学の先生から当研究室を勧めていただき、研究室訪問を経て、大学院の受験を決意しました。また、当研究室では充実した設備が揃っており、基礎研究から臨床研究まで幅広く研究が行われております。基礎研究から臨床研究、治療薬の開発まで一貫して行われている研究室は非常に珍しく、経験豊富な専門家の先生方も多数在籍しており、いつでも質問できる環境があり、そこが当研究室の最大の魅力であると思います。
  • 大学院への進学を決め研究内容を調べていると、CAR-T、TCR-Tなどの免疫細胞治療に非常に魅力を感じました。また、PD-1、CTLA-4などの免疫チェックポイントが話題で、免疫が熱いと思い入学を決めました。
    研究室の雰囲気も良く、珠玖研にはいって良かったと感じています。

Q2.大学院の生活はどうか。

  • 研究室には様々な背景の先生が結集していて、いつも議論が白熱しています。そこで知らない知識や新しい情報に出会い、勉強する毎日です。また、外国人の先輩と同級生から各国の文化を教わっています。
  • 当大学院では、講義が前期に集中しており、4月~6月までの期間は、講義のない時間帯に現時点での珠玖研の研究内容や成果、今後の研究計画、論文を読み際の着眼点など先生方の指導があります。ある先生には、修士課程は2年間という短い時間しかしかないので、この2年間で何をしたいのか、目的と目標を設定し、逆算した計画を立て実行することが有意義な時間を過ごすために必要であるとアドバイスを頂きました。
    当研究室はミーティングや抄読会、データ発表などが毎週あり、忙しい研究室だと思いますが、実験の待ち時間などの時間を利用し、読書が好きなので自己研鑽のために自己啓発本を毎週1冊読んだり、就職活動のためのTOEICの勉強をしたり、気分転換に散歩したりしています。海も近いので、たまにそこでのんびりしていることもあります。
    この三重大学では留学生を積極的に受け入れていることもあり、様々な国籍な人に出会う機会があります。そこで色々な経験を経て自分という人間を客観的に知り、現状の自己の実力・立ち位置を把握することで、自分が補うべき知識、思考力、技術面などが見えてくると思うので、その課題を積極的に計画的に取り組んでいけば、得られるものは必ずあると思います。